空想科学神話「天然芸術(EART)」 Legend story


言葉は呪文、言葉は魔法…
この国には、言葉には魂があり、それを発する事でその魂の働きを受けるという古い教えがある。

言霊(kotodama)と呼ばれるそれに
ある賢者がこういった。

「実は我々は言の葉の奴隷にすぎないのだ…」

私はそれを鵜呑みに信じるわけではない…

しかし、この星で、それがいかに真実味のある話であるかは
嫌というほど見てきている…


人は昔、生きるために美を愛した
生きることが美であった時代
人々は芸術と命を切り離すことができなかったものだ

ある時生まれた「A R T (芸 術)」という言葉の発明…
思えば、あの時、多くの人の意識の中で突然変異が起こったのだ

この星の人類はあの時以来、美が己と自然の間で乖離してしまった。


この星の人は遠い記憶を懐かしみ
代価を払い、人生を賭して美を身につけようとするようになる…

あれ以来…

美は所有するものとなったのだ。


この星で命をつないでいくための
最も古い、未来のための美の形…

それは遠い過去の大陸の記憶とともに
永遠の眠りについた




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